果てしない盤面と紙面。

ずーっと読みたくて探していた本。古本屋とかで無いかなあと思って、将棋関係の本棚を探していましたが全然見つかりませんでした。それが羽生善治さんが永世七冠になられたので、新たに文庫版で出た。藤井聡太さんの活躍もありちょっと将棋ブームになっていたのも後押ししたんじゃないかと思う。街の本屋で不意に見つけた時は嬉しかった。

内容は、棋士の羽生善治さんと詩人の吉増剛造さんの対話。二人のアーティスティックな感性を刺激しあって紡がれた対話ではないかなと思いました。感覚的な話が多くて、おそらく生で対話を見ていたら、不思議な空間にも見えたのではと思います。特に詩を朗読するところとか。羽生さんという棋士は、圧倒的な勝利の実績がありながら、一方で勝負を度外視した目で将棋というものを捉えているところが魅力なのだと思います。

シジフォスの話が印象に残りました。同じことを何回も繰り返す苦行の中に喜びを感じるということに、共感を感じるのだそう。自分は、人生の意味とかを考えるとことに繋がるような気がしました。辛いことがあったとき、自分はなんでこんな事を繰り返しているんだろうと考える時がある。シジフォスの話の中に、1つの答えがあるような気がします。

自分は俳句や短歌はなんとなく分かるけど、詩というものの見方というか楽しみ方がいまいち掴みきれていません。自分にとって謎のジャンルと言った感じです。これから理解したいと思っているので、これを機に吉増剛造さんの詩集などを読んでみようかな。


memom

都内在住会社員。 物心ついた時から読書好き。 読んだ本を忘れない様につらつらと感想を書いていきます。

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