数値化できない数学への情熱。

この本も結構気になっていた。何冊かに一冊は、理系・数学ものの本をはさみたくなりますね。謎のバランスを取りたくなる。理系ものの知識を常に追加していきたいという気持ちもあります。

自分はKindle版を読みましたが、今見たらKindle版が981円で紙版が1,728円。意外と値段違うんですね。海外だと紙版と電子版で結構値段が違くて、日本だと元々紙版が安いみたいな話を聞いたことがありますが。自分は最近活字だけの本ならKindleで買いたいと思うようになりました。やっぱり紙は場所をとるので。

数学者岡潔さんについて書いた章が一番印象に残りました。「数学」と「情緒」という一見真逆な特性をもつもの同士を結びつけて考えたところが、特別な感覚を持った人だったんだろうなと思います。そして修行僧の様な生活をして数学を極めようとした。数学者って理論が全てっていうイメージがありますが、理論以外のアプローチでたどり着く極地があるのだろうか。一般人の自分には想像だにできないです。

もう一つ印象に残ったのが、「人工進化」について書かれた部分でした。機械学習の様なアプローチで、コンピューターに最適な解を生成させる方法なのだそう。面白かったのが、チップの設計で人間が設計した場合に比べ遥かに少ない数の論理ブロックで設計できた事例。無駄な論理ブロックがあるはずなのに、そのブロックを除くと動かなくなる。何故かと言うとのそのブロックが発するノイズを利用して機能させていたのだそう。この本の本筋からは少し外れますが、上手く行けば何でもありという常識はずれの方法に行き着くのが非常に興味深かったです。

自分も理系の端くれなので、常に数学に関わっていたいという気持ちがあります。数学を生業にしている人達が何を考えているのか、理解を深めていきたいです。

カテゴリー: 本の感想

memom

都内在住会社員。 物心ついた時から読書好き。 読んだ本を忘れない様につらつらと感想を書いていきます。

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