怪奇小説感強めのSF。

ハインラインの小説で初めて読んだのがこの「輪廻の蛇」。「夏への扉」とか有名で知ってましたが、短編集をまず読んでみようと手に取りました。投稿の順番が前後してますが、「夏への扉」の感想はこちら

なんというか、SFというよりも、ホラーというか怪奇小説な感じがありますね。特に「ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業」は読んでいて怖かった。SFというと自分の中ではテクノロジーが絡む話のイメージですが、この短編集の話はどれもテクノロジーが出てこない不思議を扱っています。この本はサイエンス・フィクションではなくファンタジーやホラーに分類されると思う。スティーブン・キングの小説に近いんじゃないかと思いました。そう言えばグレッグ・イーガンの「TAP」を読んだ時も同じ様に感じたかな。自分にとって初めてのハインライン作品だったので、今まで読んできたSF作家とは違うと思い、いい意味で興味を持ちました。その後読んだハインラインの作品は、結構今までのSFのイメージと近かったですが。

最初に「ホーグ氏」を読んでちょっとビビったものだから、その後の話はちょっと構えて読んでしまった。そこら辺はちょっと損したかなあと思います。「輪廻の蛇」もタイムパラドックスの面白さよりサスペンス感の方を強く感じてしまったし。後の話は意外とほのぼのとした話もありました。

表題の「輪廻の蛇」は2014年に「プリディスティネーション」という題で映画化されている様です。オーストラリアの映画らしく、見てみようかな。オーストラリア出身の俳優は有名な人が結構いるけど、オーストラリアで制作された映画はあまり見た記憶がない。

カテゴリー: 本の感想

memom

都内在住会社員。 物心ついた時から読書好き。 読んだ本を忘れない様につらつらと感想を書いていきます。

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